こんにちは。株リーマン(@kablyman)です。
今回は私の高校の先輩がお勧めしていた「頑固な羊の動かし方 一人でも部下を持ったら読む本」を簡単にまとめたいと思います。
コロナによる自宅待機で、読書に当てられる時間も増えてきました。この機会にぜひ気になった本を手に取り、心の豊さやビジネススキルアップに繋げられると良いですね。
概要
この話しは、今や有名な大企業の経営者となったテッドが、大学時代に恩師であるニューマン教授から教わった「人を動かす偉大な七つの知恵」を駆け出しの新聞記者ペンタックに伝えるという物語です。
ニューマン教授は、一見全く関係なさそうな羊の牧場にテッドを連れていき、羊の扱い方と人間の扱い方をうまく例えながら人を動かすコツと極意をテッドに伝授していきます。
以下はその知恵を記していきますね。
羊飼いの知恵 その①
自分の群れを知れ 〜一人ひとりに目を向ける〜
- 常に相手と積極的に交わる
- 人として敬意を持って、一人ひとりに接する
- 各個人のモチベーションを知っておく
- 部下の人生で何が起きているかを知り、忘れずにフォローする
羊飼いの知恵 その②
羊たちの強みをつかむ 〜それぞれの個性を引き出す〜
- 誰をメンバーに選ぶかで、チームの成否が決まる
- 前向きな考え方の人間を選ぶ
- 部下の強みや経験から、適性を判断する
- それぞれの部下に、それぞれのやる気が生かせる仕事を与える
羊飼いの知恵 その③
羊と信頼関係を結ぶ 〜自分の哲学を伝える〜
- 常に相手を思いやり、部下との間に信頼関係をきずく
- 相手の可能性を信じ、目標を高く設定する
- 自分の価値観や使命を常に伝え続ける
- 一人ひとりが何のためにここにいるのか、その存在意義を伝える
- ビジョンを伝えるには、自ら近づいて心をひらく
羊飼いの知恵 その④
安心できる牧草地をつくる 〜部下が力を出せる環境をつくる〜
- 情報は隠さず、きちんと伝える
- チームを誤った方向に導く者は、早めに排除する
- 仕事をローテーションさせ、チャンスを均等に与える
- 常に自分の姿を示して、彼らを安心させる
- 問題は放っておかずに、すぐに対処する
羊飼いの知恵 その⑤
杖でそっと彼らを導く 〜人を導く四つの方法〜
- 明確な目標を定め、自らが先頭に立ってチームを導く
- 自由を与えながらも、境界線は明確に示す
- 立ち往生している部下には、手を差し伸べる
- 失敗で落ち込んでいる部下を励まし、元気づける
羊飼いの知恵 その⑥
毅然とした態度で守る 〜本気で怒らなくてはならない時がある〜
- 部下が非難されそうになったら、自らが矢面に立つ
- 失敗は「学びの機会」としてとらえる
- 定期的に「問題はないか」と声をかける
羊飼いの知恵 その⑦
羊飼いの心を身に着ける 〜リーダーに一番大切なもの〜
- その人の生き方そのものが、偉大なリーダーシップをつくる
- 時間、エネルギー、情熱 これらを注ぎ続けること
- 目標を示すだけでなく、目標に向かって群れを動かす
- 信頼されるには、まず自分が相手を信頼する
編集後期
ここで取り上げられている知恵の一つひとつに関しては、もしかしたらよく聞くことかも知れません。ただ、これらを羊の牧草地と絡めて解説していることで、より頭にスッと入って、ふとした瞬間に思い出しやすくなります。
少しでも「気になるな〜」と思った方はぜひ手に取ってみて下さい。参考になること間違いなしです!